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「中東の笛」とはいうけれど、王様ってそういうものでしょうに

結局負けちゃいましたね。ハンドボール。

今回の大騒ぎで一番驚かされたのは、チケット争奪に徹夜組まで出たと言う(恐らく一過性の)日本の盛り上がりではなく、「中東の笛」と呼ばれるアンフェアなジャッジングの存在でもなく、90年から一度も韓国に勝てていないことをあまり触れずに妙な煽りを続けているマスコミでもなく、クウェートの王族がそこまでハンドボールに入れ込んでいるという事実一点だ。

なぜに、中東で、ハンド?


なぜハンドボールなのかはさておき、件のクウェートの王族で占められているというアジアハンドボール連盟
世の論調としては、潤沢なオイルマネーに任せた審判の買収や中東優先の連盟の運営などはスポーツを束ねる組織としてはいかがなものか、アジアハンドボール連盟はけしからん!というものが主流だ。

いや、王族なんてそんなもんでしょ。

歴史上の王様なんて、自分が気に入らなければよーし、王様宗教弾圧しちゃうぞなんつってモリモリ異教徒殺したり、戯れに街を丸ごと燃やし尽くしたり、ライバルは殺ったもん勝ちみたいなんが普通で、常識をもった王様なんてむしろ駄目な王様であることが多くて、つまりやりたい放題なのが王様じゃない。
むしろここは、「ほほう、今時珍しい、実に王族らしい王族だなあ」、と感心するところ。まさに王の中の王。王の道とは条理の向こう側にあるが故の「王道」なのだから。
たしかにスポーツ的側面から見たらいかんよなあと思うけど、彼らは別にスポーツがしたいわけじゃないんだもの。空気なんか読みませんよ?王の勅令だもの、勝たなきゃ。

問題はそこにはない。つーか、この際どうでもいい。

今回一番駄目だったのは、おそらくオイルマネーのうまみから、そんなキングオブキングスたちを10年以上のさばらせ続けた国際ハンドボール連盟と、ハンドボールと言う国内的にはマイナーな競技にとって千載一遇のチャンスを平日の夜、サッカー日本代表の試合と同じ国立の同じ時間に開催してしまう日本ハンドボール連盟の政治力の欠如ぶりじゃないかな。いろいろ機会損失し過ぎ。

以前から、ハンドボールってすごく面白そうだと思っていた。
日曜の午後とか深夜あたりに放映していたハンドボールの試合をたまたま目にして、そのダイナミックなスカイプレーとか、クイックネス溢れる動きにうっかり見入ってしまった事のある人って僕だけじゃないと思うんだけど、そういう潜在的なファンを拡大して、徐々にでもその層を盛り上げていくことがマイナースポーツの普及に関しては必要だと思う。
今回はハンドボール連盟の中の人も、なんだかわけのわからないうちに再試合やらニッポン!ニッポン!やらでワヤクチャになっちゃったってとこだろうなあ。惜しいなあ。

世界最終予選、がんばってください。

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