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週間まんがの達人を買うときのレジでの恥ずかしさは異常

僕は「絵心」というものをまったくもって持ち合わせておらず、幼少の頃より美術方面で親や教師にほめられたこと、何某かの受賞暦その他は一切無い。

絵が描ける友達を羨ましいと思いながらも少年時代の僕は、写生大会なんてのはクソ面白くも無いウンコ的行事であり図工の時間なんてのはクソをヒリ出すよりも無駄な時間である、「絵心」なんて人生において何の役にも立たない、と思い込むことで「絵心」に対するコンプレックスを押さえ込んできた。

さすがに少年時代ほどラジカルにではないがそのコンプレックスは今でも持ち合わせていて、リアル絵でも漫画絵でもとにかく「描ける人」ってのは無条件にすごいなあ、と思ってしまうところがある。

巷(のごく一部)で話題沸騰中の「週間まんがの達人」を買ってきた。

デアゴスティーニに代表される、創刊号特別価格のあれだ。「漫画の達人」創刊号は390円なり。

この漫画の達人、創刊号にはこんなものが同梱されている。

  • 鉛筆(4B)
  • ペンフォルダー
  • 丸ペン+スプーンペン
  • 黒インク+消しゴム

よくわからないのだが、丸ペンとスプーンペンがなんなのかわかっている人はこんな本を読まなくてもスラスラかけるんじゃないのだろうか。正直僕には、丸ペンとスプーンペンの違いがわからない。
毎号こんなおまけグッズがついており、9号まで購読を申し込めば「デッサン人形」と「羽ぼうき」がもらえるようだ。
「羽ぼうき」と「人形」。それなんて呪いのグッズと思わないでもないが、すばらしい。きっとこのまま購読し続ければ、最後に「手塚ベレー帽」がもらえるんじゃなかろうか。ベレー帽をかぶる自分を想像して、一人ほくそえむ。

グッズの厚みに比べれば9:1くらいの割合で、本は薄い。グッズと本、どちらが主で従かと言えば、本来主である本部分はもはや漫画グッズについてくる小冊子的扱いだ。
重要なのは厚さではない、ということか。
きっと、この教本の中身は僕みたいなズブの素人でもスラスラ漫画がかけてしまうようなノウハウがギチギチ詰まっているのだろう。キャッホウ、もうオタリーマンなんか目じゃねえゼ!!(大物発言)
禁断の魔道書に手を伸ばす魔法使いの心持ち。興奮を抑えきれぬまま、教本の中身に目を落とす。

ステップ1 体の中心線を描き、頭の大きさを決める


ふむふむ

ステップ2 大まかなポーズを決める


なるほど・・・

ステップ3 体に肉をつける

・・・

ステップ4 顔を描く


ハードルあがりすぎ。

さっきまでの木彫りの木偶人形が、ピノキオを通り越して人間になっちゃったみたいな生き生きぶり。これはゼペット爺さんも腰を抜かすだろう。
前のコマとこのコマの間にある工程が、絵がかけない人間にとってのハードルだと思うんですけどー。

この「まんがの達人」は全60号。期間にして1年とちょっと。
この60号をやり終えた暁には、僕はどこかの漫画誌で週間連載を勝ち取っていると思いますので、皆様の際は応援よろしくお願いします。
爆発的に人気があるわけではなくてどちらかと言えばファンであることを公言するのが恥ずかしい感じの漫画を書くんだけど、ある日友達との会話の中でその漫画の話が出たとき「笑うなよ?・・・俺さ、実はあの漫画けっこう好きなんだよな・・・」「え、ぼ、僕も、あの漫画・・・好きだよ!」な感じの漫画を目指します。

週間サンデーでいうところのお坊サンバくらいのポジション。

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