明日は会社の健康診断だ。
生来の虚弱と不摂生によって各検査項目が軒並みエースパイロットの撃墜率並のハイスコアを叩き出す僕とあっては憂鬱な一時だ。
それに加えて今回はアレだ。検便がある。あれはキツイ。凄く憂鬱だ。
考えてもみて欲しい。
加齢臭漂う、いい歳コいたオッサンの鞄の中にウンコが入っているってだけでもアレなのに、もしも万に一つ、僕が明日の通勤中に迎えた不慮の事故で亡くなったとしよう。
泣き崩れる妻に手渡される遺品と言えば、僕自身から生み出されたウンニョプロダクト、黄金色のにくいあいつだ。
そして残された娘は、その香しき形見のウンニョをペンダントにして、肌身離さず身につけるのだろう。ペンダントに頬ずりしては、在りし日のパパへと思いを馳せるのであろう。ウンコダディ。やだそんなの。
明日は細心の注意を払っての出勤を心がけるとしよう。
妻よ。
明日の朝、検便を忘れないようにしておいて、とは言ったけども。
これはなかろうに。一体なんのプレイか!

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